この事例の依頼主
30代 女性
相談前の状況
ご主人の車を奥様が運転していた際、左折待ちで停車していたところ、前方不注意の加害車両が後方から衝突してきた事案です。加害者が無保険車であった上、当時無職とのことで、加害者の支払能力に問題のある事案でした。加害者にはすでに弁護士が代理人として付いていました。
解決への流れ
事故後2週間程度でご依頼を受けた事案でしたので、まずは、奥様には治療を継続して頂くとともに、物損に関しても交渉を始めました。加害者が無保険であったことから、被害者の方の車両保険と人身傷害保険を利用せざるを得ませんでしたが、その請求手続もお手伝いさせて頂き、人身傷害保険から金44万9818円、車両保険(物損)から修理費として57万5868円の支払を受け、加害者からは金30万円の支払を受けて示談しました。
奥様の通院がさほど長期間に及ばなかった(通院日数16日)ことや加害者が無保険であったこともあり、金額自体はそれほど大きな事件ではありませんが、交渉内容としては、車両の評価損(修理自体は完了しているが、事故によって車両の評価が落ちたとして請求する損害)や、奥様の主婦としての休業損害等の争点がある事案でした。また、被害者の方の保険の請求手続きも、自身では分かりにくいところもあり、お手伝いさせて頂いた事案としてご紹介します。なお、近年はご自身の保険に「弁護士費用特約」(保険会社が弁護士費用を出してくれる特約)が付いていることがあり、この依頼者の方も弁護士費用特約を利用された方でしたので、弁護士費用は全て保険会社に負担してもらい、依頼者にご負担はありませんでした。