犯罪・刑事事件の解決事例
#建物明け渡し・立ち退き

再開発を理由とする法律上根拠のない不当な立退請求を退け、多額の立退料を得た事案

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板橋 晃平 弁護士が解決
所属事務所弁護士法人市ヶ谷板橋法律事務所
所在地東京都 新宿区

この事例の依頼主

40代 男性

相談前の状況

ご依頼者様は、賃貸人である地主から土地を借りていた借地権者の女性です。ご依頼者様は、生活のために第三者から借地とその上の建物を購入し、賃料収入で生活していたところ、地主から、借地を含めた周辺の土地を再開発するため、借地権付建物の買取を求められておりました。ご依頼者様は、買取金額が著しく低いことから、地主からの要求を拒否しておりました。すると、地主は、ご依頼者様の軽微な義務違反を理由に、借地契約を解除し、借地の明渡しを求められ、訴訟を起こされておりました。義務に違反しているので、建物を取り壊して借地を明け渡さなければならないのではないかと途方にくれていたところ、当事務所にご相談にいらっしゃいました。

解決への流れ

相談後、当事務所は直ちにご依頼者と委任契約を締結し、地主と交渉を開始し、訴訟の代理人としてもご対応させていただきました当事務所の弁護士が、現地調査の結果をまとめた資料や過去の裁判例を引用し、貸主の主張が法的に認められないことを丁寧に説明することで、和解に話を持ち込み、最終的には、購入時の2倍以上の金額で借地権付建物を買取る旨の和解を成立させることができました。

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板橋 晃平 弁護士からのコメント

本件は、地主が借地人に対して、土地を有効活用したいがために、ご依頼者を含む借地人に対し、立ち退きを要請し、最後に残ったご依頼者様に対しては訴訟という強硬的な手段で立ち退きを求めるといった典型的な借地の明渡請求事案です。借地人は、地主からの強気の要求を受けてしまうと、なかなか断りづらく、地主との関係が悪くなることを避けて、地主の要望に応じてしまいかねません。今回の件では、不動産事件に明るい当事務所の弁護士がご依頼者様の借地契約の内容や借地周辺の現地調査をし、そこから想定される事実関係や証拠を整理し、訴訟において、的確に主張・立証したことがご依頼者様に大きな利益をもたらしたと思われます。 ご依頼者様も、不動産事件に明るく、フットワークの良い当事務所の弁護士にご依頼できたことを喜んでおられました。