この事例の依頼主

30代 女性

相談前の状況

夫が自死しました。夫の遺品には、手帳しかありません。夫の帰宅時間は夜遅かったですし、夫からは上司に詰められて大変な様子も聞いていたので労災だと思います。労災申請をしたいのですが、どうしたらよいか分かりません。

解決への流れ

裁判官と一緒に職場に行き、職場のパソコンや入退館記録等の資料を集める証拠保全手続を行い、客観的な証拠をそろえた上で労災申請を行いました。労災であることが認められた後は、会社に対する損害賠償請求も行いました。

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川合 きり恵 弁護士からのコメント

職場での出来事が原因で自死された場合、多くの証拠が職場にあるため、労災申請をする前に職場にある証拠を集める、証拠保全手続きをすることをお勧めします。また、労災の意見書は、ポイントを押さえて書く必要があります。労災が認められると、民事裁判による会社に対する損害賠償請求も有利に進めることができます。