相続財産が，不動産，預金，有価証券と，かなり多額に及ぶが，他の相続人との間で，なかなか協議が調わない。

相手方に受任通知を送ったところ，相手方も弁護士を選任したため，まずは不動産の評価について協議し，そのほかの法律的な争いになる部分についても，お互いの主張を理解したうえで，遺産分割について，裁判所が決定する審判となった場合の見通しについて協議し，最終的には，お互いに納得する形で，遺産分割協議が成立した。遺産分割協議が一定の方向に定まった時点で，税理士にも相談し，税務的なアドバイスを受けたうえで，解決策を検討した。不動産については，いつも依頼している司法書士に依頼し，相続登記を完了した。