この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
依頼者は交通事故にあってしまい、疼痛(とうつう)障害を患い保険会社の提示に納得がいかず、弁護士に相談に行きました。
解決への流れ
当職事務所で今回の保険会社の判断に異議を述べる場合、その指標はご本人の生活状況が自賠責の認定に相応しているかどうかについて焦点を当てました。日常生活の実態から見て、認定された等級が低いと考えられるならば、自賠責に対する異議をまず考えました。結果、被害者請求のため、保険金は被害者に支払われ、その金額は616万円ですが、その後の認定繰り上げにより、7級との差額分として400万円近い保険金が支払われました。
異議を申し立てるには、武器も必要です。私は医師に照会をするなどして回答を得て、それを異議申立書に添付するなどしています。あるいは、本人の生活実態をわかっていただくため陳述書なども添付しています。異議が認められないことももちろんあります。しかし、私はそれではあきらめあせん。最終的な後遺障害の決定権者は裁判所にあります。実際、自賠責の等級認定が非該当の方でも、裁判によって後遺障害残存が認められる場合もあります。また、自賠責の認定を上回った認定を得ることも可能だと考えます。