相談者と相手方の間には子が二人有り、相談者は専業主婦、相手方は会社勤めという家族関係でした。相手方が単身赴任を理由に別居していたところ、あるとき突然、相談者による精神的虐待などを理由に離婚を求めるという調停の申立てがありました。

相手方は、次々と相談者にこういう問題があったなど色々と揚げ足を取るようなことを調停でも主張してきましたので、相談者と共に夫婦関係における問題（相手方の女性問題、金銭管理）について冷静に指摘をするとともに、調停手続のペースを相手に取らせないために相手方の主張するこちらの落ち度への反論を逐一加えていきました。最終的に、相手方は、主張の根拠付けもできないまま単に言いっぱなしであることが調停委員にも伝わり、相談者の希望する条件での離婚が成立しました。