この事例の依頼主
70代 男性
相談前の状況
窃盗による逮捕。前刑の執行猶予が明けた直後でした。本人はご高齢であったため,福祉の援助を受けながら更生をしないかと提案したところ,承諾されたため,福祉と連携して執行猶予を得ることを目指しました。
解決への流れ
福祉機関の方に本人と複数回の面会していただきました。更生支援の計画も立てていただき,その計画を裁判に提出しました。面談を通して,アルコール依存症の疑いも出てきたため,治療の必要性も主張しました。執行猶予明け直後でしたが,裁判所に福祉との連携による更生意欲などが伝わり,再び執行猶予を得ることができました。
このように,ご高齢の方や障がいをお持ちの方(その疑いのある方)に対しては,積極的に福祉機関の紹介を行い,連携をしながら更生を図る手立てを考えていきます。