この事例の依頼主
20代 女性
相談前の状況
追突事故に遭い、左手の薬指と小指に力が入らなくなった。後遺障害等級認定申請をしたが非該当とされた。
解決への流れ
症状から正中神経麻痺が疑われた。また、事故状況、その際の依頼者の姿勢、衝撃の加わり方等を詳細に聴取すると、シートベルトにより左肩を圧迫され、胸郭出口症候群の可能性が見いだされた。よって、胸郭出口症候群により正中神経が損傷したために左手の症状が現れていると考えられた。神経内科の医師からも検査や意見書の協力を得られ、訴訟にて受傷機序や医学的見地からの説明を丁寧に行った結果、後遺障害等級12級を前提とする和解を勝ち取った。
後遺障害等級を争うには医学的見地からの丁寧な主張・立証が必要不可欠です。当事務所は、被害者側、加害者側双方で多数の交通事故事案を取り扱っており、後遺障害等級を争う事例も多数経験しています。本件はその経験が生かされた事例と考えています。