この事例の依頼主
20代 女性
相談前の状況
自動車を運転していたところ、後ろから自動車に追突されて、むち打ちになられた羽曳野市在住の被害者Bさんからのご相談でした。保険会社から示談金が提示されたが、保険会社の一方的な対応に納得がいかないとのご相談でした。後遺障害等級は14級で、保険会社の提示額を見ると、合計140万円程度でした。しかし、この提示額は、本来の裁判基準よりも低く、またBさんは保険会社とはもう交渉したくないということでしたので、当事務所で受任しました。
解決への流れ
保険会社の提示額では、通院慰謝料額が低く押さえられていました。また、家事従事者としての休業損害と逸失利益が全く認められていませんでした。そのため、弁護士の方で、裁判基準での賠償額を計算し、保険会社に請求しました。その結果、保険会社は、それらの点を加味して240万円を示談額として提示してきました。Bさんと相談して、「その額なら納得いきます」ということで示談しました。
保険会社の賠償提示額は、慰謝料や逸失利益を低く見積もったり、本来認められるべき損害額を認めていないということが多々あります。今回も、後遺障害慰謝が低く押さえられ、また、主婦としての休業損害と逸失利益が全く加味されていませんでした。今回のように、弁護士が保険会社と再交渉することで、賠償額は大きく跳ね上がることが多数あります。したがって、交通事故にあわれた場合、示談書(免責証書)にサインしてしまう前に、正当な賠償額かどうか、一度、ぜひ弁護士に相談してみてください。