この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
ご本人が胸痛、呼吸困難を訴えたので地元の大きな病院を受診し、すぐに検査をして狭心症、心筋梗塞ではないとのことでひと安心していましたが、念のため、さらに検査するために入院していたところ、翌日、急に亡くなってしまったことからご家族が病院に対する不信感をお持ちになり、ご相談となりました。
解決への流れ
病院では、胸痛、呼吸困難があったことから狭心症、心筋梗塞を疑って検査をしましたが、その可能性はないとの結果が出たため、他の疾患についても検査予定で入院されましたが、翌日、肺塞栓症を発症し急死されました。裁判となり、担当医の肺塞栓症に対する検査・診断義務違反が認められ、患者側の勝訴判決となりました。
判決では、肺塞栓症についての担当医の検査・診断義務違反が認められましたが、その背景には病院での医師の多忙さがあったことが判決でも触れられており、大きな病院でも起こり得る事案であったと感じます。